CO2濃度が身体に与える影響

知人が情報提供してくれました。

二酸化炭素濃度と健康に関する情報です。

人の呼吸に含まれる二酸化炭素濃度(CO2濃度)は運動量により異なります。

例えば安静時のそれは10,000ppm、これが重作業時になると90,000ppmまで変化します。

軽作業時の呼吸に含まれるCO2濃度であれば、30,000ppmらしいです。

出典:国立環境研究所

なるほど・・・。

試しに「人の呼吸に含まれる二酸化炭素」で検索を掛けてみると、色々と出てきました。

例えば高橋正好氏は、『二酸化炭素と人体』と題して、こんな事を書いています。https://www.jstage.jst.go.jp/article/safety/37/5/37_352/_pdf/-char/ja

二酸化炭素が人体に与える影響

3%程度の二酸化炭素については呼吸量の促進がみられるが顕著な悪影響はない。

しかし長期問の吸気では悪影響も考えられる。

潜水鑑などの閉鎖性がきわめて高い空問では、2%程度の二酸化炭素を長期間に渡って吸気することがある。

このような状況下では人体の酸塩基平衡の崩壊などが起こるといわれている。

濃度がさらに高くなると、頭痛などの自覚症状が現れる。

4%では頭痛・めまい・耳鳴り・除脈・血圧上昇などを生じ、6%では悪心・嘔吐、8%では精神活動の乱れや呼吸困難を生じる。

また10%を越えるような非常に高い濃度になると、中枢神経系の機能が低下して無意識となり呼吸中枢や循環中枢の麻痺を生じ、20%では死に至る。

また文献によっては、9%以上では神経毒として作用して瞬聞的に死亡する可能性もあると指摘している。

著者の多少無謀な実験であるが、トレッドミルの上で歩行しながら、8%までの二酸化炭素を吸気した経験がある。

数分間の短い時間ではあったが、さほど苦しさを感じることなく運動を継続することができた。

また呼吸器メーカーの経験談として聞いたことであるが、酸素濃度が高ければ、高い二酸化炭素濃度(10%程度)でもさほど苦痛を感じないとのことであった。

二酸化炭素に対して毒性という表現を使うことには多少の抵抗を感じる。

一酸化炭素などと異なり二酸化炭素が後遺症を残すことは少ない。

また体内で代謝活動の結果として生み出される物質であり、その点からも毒性という表現は好ましくない。

事故において酸化炭素が問題となる大きな原因は酸素欠乏である。

空気中に二酸化炭素が放出された場合、その程度によって酸素濃度を低下させる。

酸素濃度が10%未満では生命活動に支障を生じる。

4%未満では一息で失神して、短時間で死亡する。

死亡原因が二酸化炭素中毒とされたものの多くが、酸素欠乏に起因している可能性が高い。

また二酸化炭素自身の作用として問題となるのは、麻酔作用である。

高濃度の二酸化炭素には麻酔作用があり、程度によっては呼吸中枢などを麻痺させる。

同じ事故にあっても、助かる人と亡くなる人の両方が存在することが多いが、これは二酸化炭素の麻酔作用に個人差が存在する可能性を示している。

意識をなくしても呼吸中枢が完全には麻痺せず、また酸素濃度がある程度保たれていれば助かる可能性は高い。

しかし呼吸中枢が麻痺して、呼吸が停止した場合には体内は酸欠となり短時間で死亡する。

このような特徴は、毒性とは異なるが二酸化炭素の危険性を表している。

文中にある『閉鎖性がきわめて高い空問』が『気密性の高い建物』に該当するのであれば、「2%程度の二酸化炭素を長期間に渡って吸気することがある。

このような状況下では人体の酸塩基平衡の崩壊などが起こるといわれている。

ここでいう2%程度の二酸化炭素濃度って、20,000ppmなんですよね。

だから密室で軽作業をしているとマズイ事になります。

でも、安静にしていれば問題ない。

あとは換気次第というところでしょうか

二酸化炭素が人体に与える影響って、調べれば調べるほど問題なさそうなんですよね。

やっぱりスッキリしません。

そうそう先日、自宅に測定器を持ち込み、CO2濃度を調べていると娘が興味を持ちました。

そして測定器を手に持ち、いきなり息を吹き付けたんです。

当然濃度が跳ね上がります。

人間の吐き出すCO2濃度に、改めて気がついた瞬間でした。

 

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