blog
昨日は久々に気温35℃を下回りました。
最高気温が25℃を超えた日を夏日、30℃を超えた日を真夏日、35℃を超えた日を猛暑日と言うそうですから、昨日は真夏日だった事になります。
ちなみに11時頃の気温は26.7℃でした。
この時の湿度は81%。
気温だけ見ると、あまり暑くない気がしますよね。
でも、これだけ湿度が高いと・・・。
久し振りに、PMVとPPDを確認してみました。
PMVとは、Predicted Mean Vote の頭文字をとって名付けられたもので、日本では『平均予想温冷感申告』と訳されています。
これは、温熱環境に関する空気温度・放射温度・気流・湿度といった物理的要素と、着衣量・活動量(代謝量)を示す人間的要素の6つがどのような複合効果をもつかを評価する指標です。
1984年にISO─7730として国際規格化されました。
また在室者が暑い寒いという感覚をもつとき、どのくらいの人がその環境に不満かを示すPPDという考え方があります。
Predicted Percentage of Dissatisfiedの頭文字をとって名付けられました。
日本では『予測不快者率』と訳され、その温熱環境に不満足・不快さを感じる人の割合を示しています。
代謝率は1.1MET、タイピング程度の運動量。
着衣量は0.61CLO、長袖シャツに長袖ズボン。
風は0.1m/Sにしました。
PMV=0.80、PPD=18%、SET温度は29.1℃になるようです。
PMV=0.80と言えば、やや暖かいに該当します。
そしてPPD=18%。
これは、18%の人が、この環境に不満を持っている事を指します。
SET温度が29.1℃にもなっているんですから、もっと不満に思う人がいてもいいと思うんですよね。
例えば、この空気を室内に採り込んだとします。
エアコンの設定温度を25℃に設定していれば、エアコンは冷房運転をします。
でも設定温度が28℃位になっていれば、動いてくれません。
そればかりか、熱交換器に付着した水滴を乾燥させる目的で、室内に吹き返す場合もあるんです。
室内は、ジメジメしているかも・・・。
気温26.7℃/湿度81%の空気って、絶対湿度で言えば17.9g/kgDAに当たります。
快適な絶対湿度は11.0g/kgDAと言われていますから、とても快適とは言えません。
もっと湿度を下げないといけないんです。
ちなみに17.9g/kgDAの空気を11.0g/kgDAの空気にする為には、15.6℃まで室温を下げる必要があります。
でも、寒くて仕方ないですよね。
そもそも、エアコンって15℃まで下げられるのかな?
こんな日は、ジメジメして不快なんですよね。
エアコンの風も、湿っているように感じます。
そんな時は、除湿機能の付いた空気清浄機の併用をお勧めします。
空気清浄機は発熱するので、周りの空気温度を少し上げてくれます。
その分、エアコンも働いてくれるから、ダブルで室内空気をカラッとしてくれるでしょう。
空気清浄機のフィルターって、コロナウイルスにも有効らしいですよ。
稼働すれば、快適&健康空間をつくってくれます。
夜間の最低気温が25℃以上の日を熱帯夜と言うそうです。
昨夜は、どうだったのかな?
我が家では、この時期は当たり前のようにエアコンを稼働しています。
電気代ですか?
あまり気にした事ありません。
パッシブ設計を採り入れ、外皮性能を高めておけば、少ないエネルギーで快適に暮らすことが可能になります。
電気代を考えて、寝苦しい夜を我慢するなんて、考えられません・・・。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分