blog
最近、困った事態に陥っています。
仕方ない事だと思います。
でも以前は、こんな事はありませんでした。
例えば、石膏ボードを依頼しました。
1便
9.5×910×2730(18.9kg)×36枚
9.5×910×3030(21.0kg)×44枚
2便
12.5×910×1820(14.1kg)×30枚
3便
12.5×910×1820(14.1kg)×54枚
4便
12.5×910×2420(18.8kg)×108枚
比較的規模の小さい住宅の場合、一度に納品されると置き場に困ります。
そもそもスペースが少ないので、適宜移動を伴うことになり、作業効率が落ちてしまうんです。
必然的に、使うタイミングに合わせて納品して貰います。
弊社の場合は、問屋に依頼していました。
現場に着くと、運転手が建物内に運んでくれます。
「○○枚を1階に、残りは2階に揚げておいて!」
大工が置き場を指示すると、運転手は「ハイ、わかりました。」と返事をして黙々と作業をして帰っていきます。
大工さんは、事前に置き場を用意しておけば良かったんです。
でも、最近は事情が変わりました。
現場に着いても運転手は、荷台の脇で立っているだけ。
荷台から荷物を降ろすこともしないし、建物内に運ぶこともありません。
大工に運ばせるなんて、時間が勿体ない・・・。
大工には大工にしかできない仕事に集中して貰いたいと思います。
誰が運ぶ
私が運ぶという選択肢もあります。
でも、結構な重量です。
1便で1,604kg、2便で423kg、3便で761kg、4便に至っては2,030kgにもなるんです。
2便・3便くらいなら運んでみようかな?とは思います。
翌日の筋肉痛は覚悟の上です。
でも、他の便は無理だと思います。
結局、荷揚げ屋さんに依頼するしかありません。
1便で2名、2・3便で各1名、4便で2名、計6名依頼しました。
作業時間は、2時間くらいでしょうか?
当然、荷揚げ費用が掛かります。
2時間でも、半日分の費用が請求されます。
こんな感じで、様々な荷物に荷揚げ費用が掛かるようになりました。
しかも、運賃自体も上がっているんです。
文句を言っても仕方ありません。
これも時代の流れと、諦めるしかありません。
運賃・料金の収受ルールが変わったんですよね。
こんな事をしていると、ブラック工務店という烙印を押されてしまいます。
そしてブラック工務店には、厳罰が下されるそうです。
1棟の建物を建てるのに、どの位の資材が運ばれると思いますか?
これら全ての運賃が高騰し、かつ、それぞれに荷揚げ費用が加算されれば、建設費は益々高くなってしまいます。
住宅建設に関わる職人さんの収入も、もっと上げなさい!
お国からは、こんな旨の発言も漏れ聞こえます。
確かに最近は、職人になりたいと言う人がいないんですよね。
収入が低いし、安定しないし、長く続けられる保証もありません。
将来が心配なんだそうです。
とても『憧れる職業』とは言えないようです。
職人の手間を上げれば、建設費は益々高くなります。
もっと躯体性能を上げなければならないし、瑕疵を防ぐために現場監理の質を向上させる必要もあります。
工務店が利益を削ってばかりもいられません・・・。
住宅は、益々『高嶺(高値)の花』になってしまい、普通の国民には手の出ないモノになりそうです。
製造コストを下げるための工夫が、益々必要になりそうです。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分