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暑い・・・。
朝方雨が降ったせいか、湿度が凄いんです。
身体を動かすと、すぐに汗が流れ落ちます。
こまめに水分を補給するようにしているせいか、長袖の作業着もすぐにビショビショになります。
こんな日は、エアコンが有難いんですよね。
板橋区蓮根2丁目に建つ『FPの家 K邸』
ようやくエアコンが入りました。
早速試運転を行います。
涼しい風が堪らなく愛おしく思えます。
今日は、確認検査会社による完了検査を受けました。
外構も一応恰好ついたし、ポーチタイルも終わって良かった・・・。
いつもは予定よりも15分程度早く開始する事が多いのに、今日に限って10分程開始が遅れました。
着いて早々、検査員と一緒に境界杭の確認を行います。
問題なし!
道路斜線・北側斜線・高度地区斜線については、中間検査時に確認して貰っているのでノーチェックでした。
途中で雑談を交わしつつ、いつも通りに建物の内部を確認して回ります。
いつも思うんですが、完成した建物の中ではヘルメットを脱いで欲しいんですよね。
万が一ぶつけたりすれば、壁や家具が凹んでしまいます。
高所という訳でもないんだし・・・。
検査自体は、特に何も問題ありませんでした。
でも2階の収納庫の前に来て、検査員の足が止まったんです。
収納庫の扉に貼られた、このプレートを見て「?」と思ったようです。
『防災備蓄倉庫』
なにソレ
私も見て、「!」。
でも、すぐに思い出しました。
こちらのお宅は、登記簿上の面積と実測面積が少し異なります。
前者の方が小さいんです。
確認申請上は実測面積を基にしており、建蔽率や容積率を算定しました。
でも銀行側から是正要求があったんです。
実測面積ではなく、登記簿面積にして欲しいと言います。
でも、そうすると容積率がオーバーする事になります。
どうしよう
苦肉の策が、収納庫を『防災備蓄倉庫』とし床面積から除外して貰うことでした。
こんな緩和規定があったんですね。
東日本大震災による防災への関心の高まりから、備蓄倉庫や蓄電池等を建物に設置する機会が増えました。
今までの建築基準法では、屋根があれば床面積に入れなければなりません。
でも、これでは容積率いっぱいに建てられた建物の敷地内には、備蓄倉庫等を建てることが出来なくなってしまいます。
こんなの防災の観点からすれば、良くないでしょ?
そこで「備蓄倉庫」「蓄電池設置部分」「貯水槽設置部分」については、一定の割合の範囲内で床面積にはカウントしなくてよいとの法改正がされたんです。
詳しく知りたい方は、国土交通省のホームページをご確認ください。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000101.html
この改正により、当初の規模で建てることが出来ました。
良かった・・・。
この説明をして、無事問題解決です。
書類の立会人の欄にサインして、無事合格です。
明日の見学会も、参加者の皆様に安心してご覧戴けます。
コロナ対策として、1組限り1時間づつのご案内となります。
参加希望者が思いの外、多かったので土曜日も数組ご案内させて戴きます。
晴れるといいなぁー。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分