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お知らせです。
本日10時~16時の間、そして明日10時~16時の間で、板橋区蓮根2丁目の『FPの家 K邸』にて、完成現場見学会を開催します。
15時~16時、16時~17時につきましては、まだ枠が残っているようです。
完全予約制につき、ご興味のある方は弊社までご連絡ください。
準防火地区の狭小地に建つ、木造3階建て専用住宅となります。
夏の高性能省エネ住宅の快適性を、是非ご体感ください。
ここまで書いていて、ふと思い出してしまいました。
いまさらで申し訳ありません。
ご報告するのがすっかり遅くなってしまいました。
弊社の創業は、1990年8月8日です。
皆様のお蔭で、創業30周年を迎えることが出来ました。
本当にありがとうございます。
弊社では、木を使うメリットを生かした家づくりを創業以来続けて来ました。
木を使うメリットはたくさんあります。
省エネを始めとする地球環境に対する優しさ然り、健康・安全性然り・・・。
コロナ禍の今だからこそ、アピールできる部分も多々ある訳です。
例えば、こんなメリットが挙げられていました。
木材は、インフルエンザウイルスをはじめとするウイルス感染症に対して一定の抑制効果があることが確認されています。
上図にあるように木造校舎と鉄筋コンクリートの校舎を対象にした調査では、前者のほうがインフルエンザによる学級閉鎖の割合が低くなるという結果が得られています。
さらに鉄筋コンクリートの校舎であっても、内装材に木を多く使用した場合には、木造校舎と同じくインフルエンザによる学級閉鎖の割合が低くなることがわかっています。
つまり空間に木材を使用したほうが、ウイルス感染症に飛沫感染するリスクが少なくなるということです。
残念ながら、全てのウイルス感染症に必ずしも有効かどうかが証明されているわけではありません・・・。
これは、木材が持つ『調湿作用』による効果ではないかと考えられています。
木材は、空気が乾燥している状態では、材中に含まれている水分を吐き出して収縮し、湿気の多い状態では、空気中の余分な湿気を吸収して膨張します。
天然のエアーコンディショナーとして、湿度を調整してくれるのです。
インフルエンザウイルスは、高温多湿の環境では生存率が低下することで知られており、気温20°以上、湿度50~60%の環境下で最も生存率が低くなります。
木材の調湿効果でお部屋の中の湿度を保ち、乾燥を防ぐことができれば、ウイルス感染症対策にも繋がります。
橘田紘洋『木造校舎の教育環境』(2004) 公益財団法人日本住宅・木材技術センター
東京都感染症情報センター「インフルエンザニュース 第5号」(参照2020-7-8)
また木材はウイルスだけでなく、菌に対しても増殖を抑制する作用を持ちます。
これは木材に含まれるフィトンチッドと呼ばれる物質による効果です。
フィトンチッドは、森林浴の際に感じられる森の香り成分を意味する言葉として用いられることが多いですが、厳密には香り成分そのものを示すものではありません。
フィトンはギリシャ語で「植物」、チッドはラテン語で「他の生物を殺す」を意味することからもわかるように、本来は植物が細菌やその他の生物から身を守るために放出する揮発性物質を総称する言葉でした。
自分の意思で動いたり逃げたりすることができない植物が、厳しい自然界を生き抜くために生み出した抗菌作用や防虫作用を持つ物質。
それがフィトンチッドなのです。
大平辰朗「森林の癒し効果を担う森林の香り」『におい・かおり環境学会誌』2010,41巻,pp.188-196.
でも木材って、使い方を間違えてしまえば簡単に腐ってしまいます。
シロアリを引き寄せる事だってあるんです。
誰もが気軽に使える素材ではあっても、しっかりと使いこなすには、それなりの知識と技術そして管理手法が必要な素材でもあります。
今回のお宅も、木材を含む自然素材を沢山使っています。
その快適性も、みどころのひとつなんですよね・・・。
『一日の長』という言葉があります。
『ローマは一日にして成らず』なんて言葉もあります。
30年に渡り実践し培ってきた知識と技術を活かした家づくり、経験の浅い工務店には負けません。
今後も益々工夫を重ね、より良い家づくりを続けていきたいと思います。
引き続き、宜しくお願い致します。
posted by Asset Red
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