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今日も暑かったですね。
板橋区蓮根2丁目に建つ『FPの家 K邸』
お施主様立ち合いの元、気密測定を行いました。
約束の時間30分前に準備完了です。
完成時気密の為、第3種換気システムの排気口にはテープ処理を行いました。
自然給気口は蓋を閉め、什器はトラップに水を張った状態にしてあります。
お客様が来る前に、2回測定を行いました。
1回目の結果です。
総相当隙間面積 αA=33㎠
隙間特性値 n=1.41
9.8Paの通気量 Q9.8=49.6㎥/h
そして2回目の結果。
総相当隙間面積 αA=33㎠
隙間特性値 n=1.45
9.8Paの通気量 Q9.8=49.7㎥/h
これなら、問題ありません。
お客様の前で、本番です。
まずは、気密測定についてのレクチャーをして貰いました。
いつもお世話になっているK氏とお客様です。
10分程度で測定は終わります。
結果を報告し、それぞれの数字の意味をレクチャーしてもらいました。
3回目の結果です。
総相当隙間面積 αA=30㎠
隙間特性値 n=1.34
9.8Paの通気量 Q9.8=45.2㎥/h
今回が一番良い値です。
1~3回まで、どこにも手を付けていません。
建物回りの風等の影響でしょうか?
参考までにACHも挙げておきましょう。
50Paの通気量 Q50=153㎥/hでした。
建物の気積は251.18㎥ですから、換気回数は0.6回/hになります。
これも問題ありません。
50Pa時の漏気回数0.6回/hは、パッシブハウス基準と同じです。
もっとも、パッシブハウス基準は他にも色々あります。
例えば断熱性能が0.15W/㎡以下である事。
年間一次エネルギー消費量が120KWh/㎡以下である事。
50Paの減圧・加圧時の換気回数が0.6回/h以下である事。
換気は熱回収率75%以上の熱交換型とする事。
かなり厳しい条件でしょ?
法改正により、気密性能は3回の測定の平均値をC値とする事になりました。
建物の延べ床面積は104.66㎡ですから、①②③それぞれのC値は次のようになります。
① 0.31㎠/㎡
➁ 0.31㎠/㎡
③ 0.28㎠/㎡
よってC値は0.3㎠/㎡
まずまずの結果です。
隙間特性値nも、まあまあだと思います。
弊社の建物のC値は、ほぼ0.1~0.3㎠/㎡の中に納まっています。
でも今回は、少し不安でした。
だって、引違い窓が多い建物なんです。
外皮面積に対する窓の割合も多いし、外皮面積に対する延べ床面積の割合も小さいので、C値的には不利な建物となります。
その分、施工には気を配りましたが・・・。
お客様にも、喜んで貰えました。
イエイエ、良い結果が出て安心しました。
ドキドキが喜びに変わる瞬間です。
いいもんですよね・・・。
posted by Asset Red
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