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練馬・板橋の空模様も、猫の目のように変わっています。
台風の影響なんでしょうね?
晴れ間が覗いていたと思えば、いきなりバケツをひっくり返したような土砂降りです。
気温はさほど高くありませんが、湿度が高いので蒸し暑い・・・。
台風一過の晴れ間を期待したいところです。
練馬区平和台1丁目に建つ『FPの家 H邸』
今週末の構造見学会に向けて、工事を進めています。
ジンカリウム鋼板の屋根は、完成まであと一歩。
でも、はっきりしない天気のお陰で、一時中断です。
窓下には、水切シートを取付けました。
サッシに侵入した雨水を、透湿防水シートの外側に排出するのが目的です。
そして、窓周りには気密材を貼っています。
ウルト社の『VKPトリオテープ』という、厚さ5mm程度のウレタンで出来たテープです。
これを圧し潰すようにサッシを取付ける事で、サッシ回りの気密性を高める事が出来ます。
上記メーカーの資料によれば、約82%も気密性能が向上するんだとか。
本当かな?
弊社では、以前から窓周りの気密施工を念入りに行っています。
サッシ回りの横断面図を挙げてみました。
弊社の標準的な施工は、以下の通りです。
①赤い部分に現場発泡ウレタンを充填します。
②赤いウレタンの硬化後に表面を平らに切削します。
③ウレタンを挟んで、サッシ枠と躯体を隙間なくアルミテープで留めます。
④窓枠取付後、ベージュのウレタンを充填します。
一遍に充填せず、何回かに分けて行う事が重要です。
⑤ウレタンの硬化後に表面を平らに切削します。
⑥ウレタンを挟んで、窓枠と躯体を隙間なくアルミテープで留めます。
これで終了です。
最近は、この施工を行った上でVKPトリオテープを貼るようにしました。
従来の施工では、地震等で躯体に力が加わった際にウレタンと躯体が離れてしまい、アルミテープによる気密性能が保持出来ない可能性があります。
でも、VKPトリオテープを貼っておけば、サッシが横移動・縦移動しても気密ラインは保持されます。
気密性能の向上も期待出来るでしょう。
これが、このテープを採用した理由です。
本日、樹脂サッシが搬入されました。
いつも同様にエクセルシャノン社の防火樹脂サッシです。
でも、いつもとは少し違います。
ガラスが3重なんですよね。
そう、トリプルガラスを嵌めた防火樹脂サッシなんです。
当然、アルゴンガスを封入しています。
シャッターサッシであれば、樹脂スペーサーにもなっています。
いつもの複層サッシに比較して、より高い断熱性がより省エネで快適な生活を実現してくれます。
でも、良い事ばかりとは限りません。
ガラスが一枚多くなれば、当然重量が嵩みます。
フレーム強度が小さければ、イラストのようになってしまいます。
でもエクセルシャノンのサッシなら大丈夫
一般的な樹脂サッシに比べて、肉厚で強度が大きいんです。
しかも防火ガラスなのに、網は入っていません。
だから視認性が高いんです。
あまり大きな声では言えませんが、網入りガラスを西側に使うと『熱割れ』も多いんです。
でも耐熱強化ガラスであれば、熱割れはほぼありません。
なんと言っても、樹脂サッシのパイオニアが作ったサッシです。
気密性能も違います。
複数の高断熱サッシを採用してきましたが、この窓の気密性の高さには驚くばかりです。
凄いサッシでしょ
でも、トリプルサッシにも弱点があります。
ガラスに塗られたアルミ膜のせいで、日射取得性能が低くなりがちなんです。
夏は良いけど、冬の暖かい陽射しを採り入れられません。
でも、エクセルシャノンなら大丈夫
サンゴバン社のトリプルガラスを採用しているので、日射を取得しつつ、高い断熱性能を実現することが可能です。
この辺りの事は、実物を見ながら説明させて戴きます。
もう日がありません。
頑張って、現場を進めなきゃ
見学会は10時~16時までとさせて戴きます。
主に耐震等級3の構造と高断熱&高気密に関わる施工を、ご覧いただけます。
また、今回は防火樹脂トリプルサッシを採用しています。
防火木製玄関ドアと一緒に、色々とご説明させて戴きます。
完成見学会とは違い、全ての窓を開け放しての開催です。
コロナウイルスの影響は少ないと判断し、30分づつずらして1組づつご案内させて戴きます。
でも残念ながら、日曜日の枠は既にいっぱい・・・。
土曜日の午前中ならご案内可能です。
早めのご予約をお願いします。
なお完全予約制のため、事前連絡のない方についてはご案内出来ません。
また、マスク着用をお願いいたします。
スタッフ一同、皆さんのご来場を心よりお待ちしています。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分