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構造現場見学会、盛況のうちに無事終了しました。
開始10分前に準備完了。
しばらくして歩いてきた見学者第1号を早速ご案内しました。
ペアサッシとトリプルサッシを比較したコーナーでは、樹脂サッシを使うメリットやガラスの種類と冷暖房費用の関係を説明しました。
やっぱりトリプルサッシに興味を持つ方って多いんですね。
改めて実感しました。
木材劣化対策のコーナーでは、解体した建物のシロアリ被害をまとめた図を見て戴きます。
一般的には床から1.0m程度までを防蟻・防腐処理していますが、この図面を見ると1階梁の辺りまでの被害が多いことに気が付きます。
またアメリカカンザイシロアリの被害状況や、アメリカカンザイシロアリについても説明します。
もちろん、ホウ酸についてや合成殺虫剤についても説明します。
その上で、床上1.0m処理では十分ではないことをご理解戴きます。
そしてホウ酸チェッカーの説明をした上で、そこら中に噴霧した結果を見てもらいます。
写真では、柱や筋交い・間柱で真っ赤に発色したチェッカーを確認出来ると思います。
中央の板にある黄色い染みが、チェッカー本来の色なんです。
これが、ある濃度以上のホウ酸に触れると赤く発色する仕組みです。
この現場では、1階梁と2階床合板下端までホウ酸をタップリ噴霧しています。
だから、どこにチェッカーを噴霧しても赤く発色するんです。
これ、意外と評判いいんですよね。
小さい子供にも受けるんです・・・。
FPの家を説明するコーナーでは、ウレタン迷路というイベントを行いました。
ウレタンについての説明を行い、皆さんの目の前でウレタンを作ります。
と言っても、割と簡単なんです。
なんと、ポリオールとイソシアネートの2液を混ぜて攪拌するだけ。
これを予め用意しておいた迷路に注入すれば、勝手に空気中の水蒸気と反応して発泡します。
そして、ウレタン迷路を下から上に上がって行きます。
この過程が受けるんです。
大成功
無事上まで辿り着くことが出来ました。
実は攪拌にコツがいるんです。
少ないと発泡不良で失敗します。
でも多ければ発泡過多で、上からウレタンが噴水のように吹き出します。
それこそ、大惨事です。
攪拌の多寡は、気温と湿度によって変化します。
これを担当者の経験と勘で測ります。
そして攪拌を行う訳です。
この時に、現場発泡と工場発泡の違いをアピールするんです。
詳しくは書きません。
知りたい方は、是非ご参加下さい。
面白い話が聴けると思います。
あっと言う間の1日でしたが、ご参加戴いた皆様には改めて感謝したいと思います。
慌ただしい中、スタッフの対応に不備は無かったでしょうか?
ご来場下さった皆様に、何かひとつでも『家づくりのヒント』を掴んで戴ければ幸いです。
会場を快く貸してくださったH様、本当にありがとうございました。
またヘルプに来てくれたFPCのOさん、ありがとうございます。
そしてスタッフの皆様、お疲れさまでした。
先日の完成現場に引き続き、今回の構造現場も大忙しでした。
これも建築ユーチューバーのお陰かもしれません。
弊社の長年培ってきた取組みが、ようやく日の目を浴びた気がします。
でも、油断は出来ません。
今回ご来場戴いた方々にがっかりされないよう、今後もしっかりと対応していきたいと思います。
posted by Asset Red
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