Zeh
現在の家は、単純に「住むことさえできればよい家」「寝ることさえできればよい家」とはまったく異なった性質を持つようになりました。
より住みやすく、より経済的に、よりこだわりを反映したかたちの家づくりが求められています。
そんな「理想的な家」の作り方のひとつとしてZEH、そしてSDGsについてご存じですか?
「ZEH」「SDGs」という文字列を見て、それがどういうものか、すぐに分かる人はそれほど多くはないでしょう。
ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。
経済産業省資源エネルギー庁「ZEHとは」では、次のように説明されています。
具体的には、
だといえます。
外気の暑さ。寒さを高い断熱性によって制御し家の暖房冷房をあまり使わなくするとともに、自宅でエネルギーを発生させられるこの家づくりは、現在非常に注目を浴びています。
SDGsとは、2015年9月に国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
「持続可能で、より良い世界を目指す」ための国際目標であり、その内容は次の17の目標から構成されています。
日本も、このSDGsが掲げる目標に対して積極的に取り組んでいます。
この17の目標のうち、
3. すべての人に健康と福祉を
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
11. 住み続けられるまちづくり
などは住まいづくりとも大きく関わってきます。
そのうち、SDGsが示す「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」という目標は、ZEH住宅によって得られるものではないでしょうか。
ZEH住宅のメリットとして挙げられるのは、主に次の4点です。
経済的である
快適に過ごせる
災害に強い
地球環境に優しい
ZEHのもっとも大きいメリットは、「経済的である」という点です。
ZEHには多くの場合太陽光発電装置が設置されます。その月の日照量などにもよりますが、毎月10,000円近い電力を生み出してくれることもあります。これを家庭用の電気として使うことで、電気料金を大きく軽減することができます。特にオール電化の家は、恩恵が大きいといえます。
また、自家消費をしてもなお太陽光発電装置で生み出した電気が余った場合は電力会社に買い取ってもらうことができます。
「節電」「地球に優しい」「消費エネルギーを減らす」ことを目的にした場合、「冷暖房を我慢する」「暗くても電気をあまりつけないようにする」などのような対策を考えてしまいがちです。
しかしZEHの住宅はもともと住宅性能が良いことが多いため、「冷暖房を我慢する」のではなく「冷暖房を使わなくても快適に過ごせる家」に仕上がります。
住む人にとっても負担にならない家、それがZEHの考え方のひとつでもあります。
かつては、太陽光発電装置で作った電気は蓄えておくのが非常に難しいものでした。しかし現在は技術が進歩してこれが可能になりました。
停電時などでも、この「貯めておいた電気」で電力を得ることができます。なかにはテレビやパソコンを動かせるものもあります。
ZEH住宅はSDGsに基づく「クリーンであり、持続可能であり、地球を汚さないエネルギー」です。太陽を電力とするため、地球環境を悪化させることもありません。
私たちがこれから先も住んでいく「地球」に負荷を掛けないということでも、ZEH住宅は注目を浴びています。
ZEH住宅にも、まったく問題点がないわけではありません。「本当に毎月の消費を完全な『0円』にできるのか」という問題はもとより、初期費用を計算に入れていないことも多いからです。
ZEH住宅は、太陽光発電装置を入れることが前提となります。補助金制度などもありますが、一般的な住宅を建てる場合よりも300万円程度は初期費用が大きくなります。
ただ、この「初期費用」は10年~20年程度でペイできると考えられています。たしかに初期費用は多額となりますが、ランニングコストは安くなるからです。
また、「地球に優しい」「災害に強い」などのメリットは、一般住宅では得られないメリットです。
アセットフォーでは、積極的にZEH住宅もご提案させていただいております。ご不明点があれば、なんでもお問い合わせください。